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鏡のマリアンちゃん 4
鏡のマリアンちゃん 3

翌日も幼稚園から帰って、モモちゃんは鏡の前に座った。
「マリアンちゃん、いる?。」
「モモちゃん、こんにちは。今日も景色とか、いろんな人の鏡に映ったいろんな人の顔とか音を見ていってね。もし、気に入るものがあったら、ストップと言って、そこで止めてあげるから。」
鏡の中にいろいろな景色とか人の顔が表れては消えていった。
「あ、ちょっと、待って。それから三つ前。ああ、もう、二つ前ね。それ、それ。その人を映しといて。」
「わあ、いい男ね。こういう子がモモちゃんのタイプ。でも、年が違いすぎるんじゃないの?。」
「タイプっていうよりもただ近所にいる、優しいお兄ちゃんなの。あ、もう、いなくなっちゃった。」
「ま、男の人はあまり、鏡の前にいないからね。」
「ねぇ、三回目のお願いができるって、どんな願いでも聞いてくれるの?」
「できることとできないことがあるわ。それはあなたが言ってみないとわからない。」
「モモちゃん、ご飯できたわよ。」
「じゃあ、またね。」

2.

その村は深い谷底にあった。周りは高い崖になっており、その外には出ることができない。谷の外側は高い木々に囲まれて外側からもその村の存在が誰もわからない状態であった。ただ、そこから離れた町にはかつて、ジャングルの向こう側、深い谷の下に美しい村があったという伝説が語り継がれていただけである。しかしながら、現実にはその村に三十人くらいの人々が五家族、大人が半数、子供が半数いた。
リサは十五歳の女の子。今日も村のはずれの泉にやってきた。
「マリアンちゃん、今日も外の世界のお話を聞かせて。」

つづく

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