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鏡のマリアンちゃん 3
鏡のマリアンちゃん 2

「いろんなところがあるけど、どうしようか。
 でも、ほとんどが部屋の中の景色よ。
 ま、とりあえず、適当に映してみるから見てみて。」
鏡はいろんな部屋と鏡に向かう女性たちの顔や姿を映していった。
「女の人の顔ばっかりじゃ、つまんない。でも、きれいな人もあるから、いいかもねえ。
 あ、マッチョの男の人もいる。…。きゃ、やめて。見たくなかったわ。」
「こういったの以外だったら、車のサイドミラーからの景色を見てみる?。」
「目がまわりそう。」
「じゃ、こんなのどう?。画像が少し不安定だけど。」
「わあ、きれい。きれいなお城。夕日に輝いた夢の国みたい。あ、でも、消えちゃった。」
「今のはモンサンミッシェル。旅行者の女性のコンパクトの鏡に映ったった姿よ。」
「じゃ、こんなのはどう?。京都の金色に輝く金閣寺よ。」
「きれいねぇ、でも、少し、揺れてるみたい。」
「そばの湖面に映っている姿なのよ。」
「でも、なんだか、つまんない。そうね、音が無いから寂しいのね。音も入れてちょうだい。」
「いいわよ。どう、いい感じでしょ。ああ、そうだ。これで二つの願いをかなえたから、あなたにはあと一度しか、願いをかなえてあげられないわ。もし、この決まりを破ると、私はもう少し長く、鏡に閉じ込められても平気だけど、あなたまで鏡の中に閉じ込められてしまうのよ。」
「みんな、誰でも三回だけしか願いをかなえて…、て、いうか、誰でも三回、願いをかなえてもらえるの?。」
「いいえ、こどもだけよ。それもわたしが願いをかなえてあげたいと思った人だけ、それに原則は一回だけなの。あなたの場合は特別ね。私も理由はよくわからないけど、私の心に三回分という言葉が浮かんできているの。」

つづく

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